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WordPressのサーバー移行とログインできないなどの不具合の復旧は弊社にお任せください
運営中のWordPress(ワードプレス)を置いている現サーバーから別サーバーへ移し替えることを、一般的にWordPressのサーバー移行(移転)、または引っ越しと言われています。
WordPressのサーバー移行は、Webシステムの幅広い知識と、不具合が生じた際に対処ができる技術が必要となるため、難易度の高い作業と言えます。
弊社の「サイト引っ越し代行サービス」へご依頼いただくと、安心・安全にWordPressサイトの引っ越しを代行いたします。
また、WordPressのサーバー移行は思いもよらないトラブルがつきものです。
「サーバーを移行したらログインできなくなった!」
「ログイン画面が表示されない、画面が真っ白になった!」
上記のような不具合が発生した場合、Web上で紹介されている対処法を試してみてもWordPressが復旧できない場合は、事態が大きくなる前に、下記の「無料診断フォーム」から弊社にご連絡ください。
WordPressの専門スタッフが、早期にエラーを解決いたします!
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WordPressでサーバー移行を検討するタイミングとは
WordPressを運営していて、現サーバーに以下のようなデメリットを感じたら、サーバー移行の検討をおすすめします。
- 運営コストを下げたい
- サイトの表示速度を改善したい
- サーバーの容量が足りなくなった
- サーバーの機能やスペックが低い
サイトの表示速度は、ユーザビリティだけでななく、SEOにも影響が大きいので、表示速度の遅さが気になる場合は、安定した稼働を続けるためにもサーバー移行を検討したほうがいいでしょう。
また、SSL対応のレンタルサーバーの場合、余分なコストをかけることなく、セキュリティとSEOに良い効果が期待できます。
現サーバーが提供するサービス内容に不満がある場合は、サーバー移行を検討しましょう。
WordPressのサーバー移行の事前準備
WordPressのサーバー移行に入る前に、事前準備として必要な作業は以下の通りです。
- 新サーバーの契約
- 新旧サーバーの契約期間の確認
- 移行するファイルとデータの確認
- バックアップ
旧サーバーの解約のタイミングを見るために、新旧サーバーの契約期間の確認しておきましょう。
新サーバーへの移行後、新サイトにトラブルが生じた場合、旧サーバーがあれば復旧することができるので、新サーバーに契約したからといって、すぐに旧サーバーを解約しないでください。
新サーバーで問題なく稼働していることを確認した後に、旧サーバーを解約しましょう。
WordPressのサーバー移行(移転)の手順とは
WordPressは、WordPress本体、テーマ、プラグインなどが含まれる「ファイル」と、設定情報や記事内容が含まれる「データベース」の2つから成り立っています。
今回は、これらを新サーバーに移行する方法として「手動での移行方法」、「プラグインを使用する移行方法」、「レンタルサーバーの移行サービスを使う方法」の3つをご紹介していきたいと思います。
手動で新サーバーへ移行する方法
- 新規サーバーにドメイン設定
- 旧サーバーからFTPソフトでWordPressファイルをダウンロード
- 旧サーバーのWordPressデータベースを「phpMyAdmin」でエクスポート
- 新サーバーにMySQLデータベースを追加
- 追加したMySQLにWordPressデータベースをインポート
- WordPressファイルの「wp-config.php」でデータベース情報を編集
※新しいデータベースと紐づける - 新サーバーにWordPressファイルをFTPソフトでアップロード
FTPソフトとは、サーバーにファイルをアップロード、またはダウンロードする際に使うファイル転送用ソフトウェアのことです。
PHPで構築されるWordPressは、PHPバージョンによるエラーを起こす可能性があります。
エラーのリスクを避けるために、新サイトと旧サイトのPHPバージョンをあわせておきましょう。
プラグインを使用して新サーバーへ移行する方法
- 新サーバーにドメインを設定しWordPressをインストール
- 新旧WordPressにプラグインをインストール、有効化
- 旧WordPressからデータ(ファイル)一式をプラグインでエクスポート
- 新WordPressへデータ(ファイル)一式をプラグインでインポート
エラーを避けるために、新旧のサーバー環境とWordPress関連のバージョンを揃えておく必要があります。
WordPress関連のバージョンは以下の通りです。
- PHPのバージョン
- MySQL(データベース)のバージョン
- WordPress本体のバージョン
プラグインの無料版は、アップロードできるファイルサイズに制限があります。
制限を超える場合、有料版に切り替えて移行するか、重い画像ファイルのみをFTPソフトを使ってダウンロード・アップロードしてくださいね。
レンタルサーバーが提供する移行サービスを利用する
- レンタルサーバーのコントロールパネルへログインする
- 移行したいWordPressの情報を入力設定
- ネームサーバーの変更
レンタルサーバーが提供している移行サービスは、WordPressやPHPのバージョン、データベースの容量など、いくつかの動作要件をクリアしていないと利用できません。
要件が満たされていない場合、エラーが発生し、最終的に手動で移行作業をしないといけなくなる可能性があります。
契約しているレンタルサーバーの利用要件を確認して実施するようにしましょう。
WordPressのサーバー移行でデータ移行後の作業とは
WordPressのサーバー移行において、データ移行後の作業は以下の通りです。
- SSL設定
- サイトの動作確認
- ネームサーバー変更
- メールアドレスの設定
- 旧サーバー会社の解約
旧サーバーで設定していたメールアドレスを再度使用する場合は、新サーバーで同じアドレスを設定する必要がありますので、気を付けてくださいね。
WordPressの移行の際に起こるエラーの対処法とは
WordPressのサーバー移転に伴い、ログインできなくなってしまった場合における解決策をご紹介します。
①ユーザー名やパスワードに間違いがある場合
WordPressのログイン画面に入力するユーザー名とパスワードに間違いがないかを、今一度確かめてみましょう。
大文字や小文字、記号など1文字でも間違いがあるとWordPressの管理画面にログインできないため、入力する文字列が合っているかどうか、テキストエディタなどに入力して目視確認を再度行ってみてください。
万が一、ユーザー名やパスワードを忘れてしまった場合には、ログイン情報の入力欄の下部にある「パスワードをお忘れですか?」をクリックしましょう。
続いて、ユーザー名または登録してあるメールアドレスを入力して「新しいパスワードを取得」をクリックします。
すると、登録してあるメールアドレスに新しいパスワードを作成するためのリンクが送られてくるので、届いたメールの案内に従ってパスワードを再設定しましょう。
パスワードの再設定が完了したら、再度WordPressのログイン画面にアクセスして新パスワードを入力してログインしましょう。
②wp-adminを含むURLでログインしようとしている場合
WordPress管理画面のログインURLに「wp-admin」を含むもの(例:https://ドメイン名/wp-admin)でログインしようとしている場合には、下記のURLでログインを試してみてください。
反対に、「wp-login.php」を含むURLでログインしようとしている場合には、「wp-admin」を含むURL(https://ドメイン名/wp-admin)でログインしてみてください。
上記どちらのURLでログインを試みても、ログインできない場合には、他に原因があるということになるので、本記事でご紹介している他の対処法をお試しください。
③Cookieの影響でログインができない場合
正しいユーザー名とパスワードを入力しているのにWordPressの管理画面にログインできない場合、Cookie(クッキー)の影響によってログインできなくなっている可能性があります。
Cookieとは、ユーザーの履歴やユーザー情報を一時的に保存する仕組み・データのことで、IDやパスワード、メールアドレスなどがユーザー情報としてブラウザに保存されます。
このCookieの影響でWordPressの管理画面にログインできない場合、使っているブラウザのCookieを削除することで解決する可能性があります。
Cookieを削除したら、再度ログインを試してみてください。
本記事では、主要なブラウザである「Google Chrome(グーグルクローム)」のCookieの削除方法をご紹介します。
Google ChromeのCookie削除方法
Google Chromeを開いて、画面右上にある「Google Chromeの設定」をクリックします。
続いて、「設定(S)」をクリックしましょう。
設定画面が表示されたら、ページ下部にある「詳細設定 ▼」をクリックします。
そして、「閲覧履歴データの削除」という項目をクリックしましょう。
「Cookieと他のサイトデータ」にチェックを入れて、「データを削除」をクリックしてください。
Cookieの削除が完了したら、再度WordPressにログインしてみましょう。
④キャッシュ系プラグインが原因の場合
中には、利用しているプラグインが原因で、WordPressにログインできなくなるケースもあります。
そのような場合には、プラグインを停止すればログインできない原因かどうかを確かめることができますが、WordPressの管理画面に入ってプラグインを停止することができないので、FTPソフトを利用します。
行う作業としては、FTPソフトを使ってプラグインファイルの名前をリネーム(=変更)してプラグインを無効化します。
特に、下記のキャッシュ系プラグインを利用している場合には、プラグインが競合してログインできなくなる可能性があるので注意が必要です。
- WP Fastest Cache
- WP Super Cache
- MO Cache
- WP File Cache
- Hyper Cache
FTPソフトを使ってプラグインフォルダをリネームする方法
まず始めにFTPソフトにログインし、プラグインが入っているフォルダを探しましょう。
多くの場合で、プラグインフォルダは「サイト名/wp-content」というフォルダの中に入っているので、この「wp-content」フォルダを開きます。
続いて、その中にある「plugins」フォルダの名前を任意の名前に変更します。
リネーム方法は、「plugins」フォルダの上で右クリックし、「名前の変更」をクリックします。
リネーム後の名前は、例えば「plugins111」など元の名前と違っていれば、何でも大丈夫なのでお好みの名前に変更してください。
リネームが完了したら、WordPressの管理画面へのログインを試みてください。
これで正常にログインできれば、プラグインが原因でログインできなかったということになります。
⑤WordPressのテーマが原因の場合
使っているWordPressのテーマが壊れていたり、エラーが発生していたりする場合においても、ログインできなくなる可能性があります。
テーマが原因かどうかを確かめるためには、上記の項目で行ったFTPソフトを使ってフォルダ名をリネームする作業を、今回は「themes」フォルダ内で行います。
WordPressのテーマは「themes」フォルダ内にあるので、その中から使用しているテーマを探し、上記でご紹介した手順と同様に任意の名前に変更しましょう。
その後、WordPressの管理画面で無事にログインできれば、使用しているテーマを再インストールするか、もしくは別テーマを使用してください。
⑥ログイン画面が表示されない・画面が真っ白になる場合
サーバー移転を行った後に、WordPressのログイン画面が表示されない場合や、画面が真っ白になってしまう場合には、一旦デバッグモード(=発生しているエラーを画面上に表示させるモード)にして、問題の原因を探しましょう。
まず始めに、FTPソフトを利用してサーバー内のファイルにアクセスし、「wp-config.php」ファイルをデスクトップなどにダウンロードし、テキストエディタで開きます。
「wp-config.php」ファイルの中で、
1 2 3 |
define('WP_DEBUG', false); |
と記述されている部分を、下記の記述に変更してください。
1 2 3 |
define('WP_DEBUG', true); |
上記のような記述に変更できたら、上書き保存をして再度FTPソフトにアップロードしましょう。
アップロードが完了したら、再度WordPressにアクセスして、エラーメッセージが表示されていることを確認してください。
表示されているエラーメッセージをもとに原因を特定し、エラー部分を修正しましょう。
エラー部分の修正がすべて完了したら、先ほど編集した「wp-config.php」ファイルを元の状態に戻して再度FTPソフトにアップロードしたら完了です。
それでも直らない場合には、下記の項目を確認してみてください。
- プログラムのアップロード忘れ
- ファイルのパーミッションの設定ミス
- 「wp-login.php」や「functions.php」の破損・エラー
- 「htaccess」の記述ミス
⑦サイトアドレス(ドメイン)を変更した場合
サイトアドレス・ドメインを変更した場合によくあるパターンになりますが、上記画像のようにWordPressの管理画面の「設定」→「一般」にある「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」が同じでないと、ログインすることはできません。
サイトアドレス(ドメイン)を変更するパターンの中でも、特にSSL化に対応した際にはサイトアドレスが「http://」から「https://」に変更するので、注意が必要です。
このような場合の対処法としては、FTPソフトを使って「wp-config.php」ファイルの中身を書き換えることで、ログインできるようになる可能性があります。
まず始めに、FTPソフトを使ってサーバーにアクセスし「wp-config.php」ファイルをデスクトップなどにダウンロードし、テキストエディタで開きます。
「wp-config.php」ファイルを開いたら、下記のRELOCATE定数を記述しましょう。
1 2 3 |
define(‘RELOCATE’, true); |
上記のコードを追記したら、再度FTPソフトを使ってアップロードします。
続いて、「https://ドメイン名/wp-login.php」にアクセスしてログインします。
無事にログインできたら、「設定」→「一般」でWordPressアドレスとサイトアドレスを同じURLにして「変更を保存」をクリックしましょう。
上記の変更が完了したら、先ほど「wp-config.php」ファイルに追記した部分は削除して、元の状態に戻しておきましょう。
WordPress移行時によく発生するエラー・対処法まとめ
WordPress移行時には、さまざまなエラーが発生しがちです。
- データベース接続確立エラーが発生する
- 画面やページが真っ白になる
- WordPress管理画面にログインできない
- 404エラーが発生する
- 画像が表示されない
上記のようなエラーの原因と対処法について、こちらの記事にてまとめているので、よろしければご参照ください。
▼WordPress移行時のエラーについて~よく発生するエラーと対処法まとめ~
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