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クイック認証SSLとは?ドメインの所有権確認のみで書類審査不要のSSL証明書
みなさんは、クイック認証SSLという言葉を聞いたことがありますか?
サイト運営者の方であれば、聞き覚えのある方も多いかと思いますが、今回は急速に普及している常時SSL化にまつわる「クイック認証SSL」について解説してきます。
本記事では、クイック認証SSLの内容や発行の流れ、SSLサーバー証明書の種類などについても触れていきます。
クイック認証SSLとは?
クイック認証SSLとは、ドメイン認証SSLとも言われており、ドメインの所有権確認のみの認証で発行される書類不要・オンライン審査で完了するSSLサーバー証明書です。
SSLサーバー証明書を発行する第三者機関である認証局は、ドメインの所有権のみを確認し、登記簿謄本や印鑑証明書などの書類は不要です。
そのため、個人事業主の方でも取得が可能となっています。
クイック認証SSLはオンライン上で審査が完了するため、大幅にコストが下がり、安価で比較的早く発行されるのが特徴です。
クイック認証SSLは、ワイルドカード(=1つの証明書で同一ドメイン内全てのサブドメインサイトで暗号化通信を行える証明書)との併用もできる証明書となっているため、利便性も高いと言えます。
また、サイト全体ではなく、特定のページのみ急ぎでSSL化に対応させたいなんて場合でも、クイック認証SSLなら対応可能です。
クイック認証SSLが導入されたWEBサイトにアクセスしたユーザーは、証明書を確認すると、運営者元の情報を把握することができます。
ただし、クイック認証SSLの証明書内には、組織名や組織の所在者情報などは含まれておりません。
クイック認証SSLの発行の流れ
クイック認証SSLを申し込んでから発行までの主な流れは、下記の通りです。
- 申込み
CSRを作成し、発行申込みをする - 審査
オンライン上で審査が行われる - 認証・発行
ドメインの使用権を所有していることが確認されると認証の上、発行される - 設定・インストール
SSL証明書をサーバー上にインストールする
上記3.の工程では、申請先の業者から送信されてくるドメイン審査コードを、証明書の取得を申し込んだWEBページのHTMLに挿入することによって、ドメインの使用権を所有していることを確認されます。
中には、申し込み完了してから最短2分ほどで証明書の発行が可能なところもあります。
SSL証明書の種類
クイック認証SSL以外にも、SSL証明書にはあと2種類あり、認証レベルの差によって種類が分けられています。
クイック認証SSL以外のSSL証明書は、下記の通りです。
- 企業実在認証証明書
- EV認証証明書
それぞれの取得難易度は「クイック認証SSL<企業実在認証証明書<EV認証証明書」の順でクイック認証SSLが最も低く、EV認証証明書が最も高いです。
その他、費用や基本仕様などに関するさらに詳しい解説は、こちらの表をご参照ください。
(上の画像をクリックで拡大表示できます。)
(※1)Firefoxやインターネットエクスプローラー(Internet Explorer)では、アドレスバーが緑色で表示される仕組みになっています。
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今回は、クイック認証SSLに関する情報をご紹介しました。
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