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サーバー移行(サーバー移転)を検討中の方の多くは「WordPress(ワードプレス)を始めてみたい」とお考えです。
- 現在、「ホームページ作成ツール+サーバー+ドメイン」の3つを1セットでレンタルやリースで契約中
- 「ホームページ作成ツールはホームページビルダーやシリウスを利用+サーバーはレンタルしていて、ドメインは独自ドメインを使っている」という場合
など、WordPressを導入する前の方が、周りの方から「WordPressが良いよ!」と聞いてWordPressの利用を検討する中で、「サーバー移転」が必要になると知るケースが多いです。
本記事では、そういった背景から弊社にお問い合わせいただくよくある内容をご紹介しながら、サーバー移転のメリット・デメリットをご紹介していきます。
サーバー移行とは?(サーバー移転とは?)
サーバー移行とはその名の通り、現在利用しているサーバーから別サーバーへ移行することを意味します。
サーバー移行の身近な例として、「ホームページのデータ(ファイル群)を以前の利用サーバーから新しいサーバーへ移行させるサーバー移行」があります。
こうしたサーバー移行は、別名「ホームページのお引越し」と言われることもあります。
サーバー移行のメリット
コストダウンの可能性
サーバー移行すると、これまでかかっていた毎月のコストが下がる場合があります。
例えば、現在「ホームページのサービスを月額5,000円でレンタル中(ドメインは独自ドメインを利用中)」という場合、月額レンタルを止めて、「新サーバーにホームページのデータを引っ越し。ホームページ作成ツールは無料のWordPressを導入。ドメインは同じ独自ドメインを継続利用することでURLに変更無し」とすることで、毎月のコストを下げられる可能性があります。
下記は、毎月のコストが下がるケースの一例です。
現在、ホームページサービス会社「A社」の「サーバー・管理画面・ドメイン」の3つがセットで月額5,000円(税別)のプランを契約中。「サーバー移行」をして、新サーバーに引っ越しの上、無料のWordPressを導入。年額1,000円の独自ドメインは引き続き利用を継続した場合
ホームページサービス会社「A社」+独自ドメイン | 新サーバー+無料WordPress+独自ドメイン | |
---|---|---|
管理画面 | 3つセットで月額5,000円(=年額60,000円) | 0円(無料WordPress) |
サーバー | 1GB月額1,000円(=年額12,000円) | |
ドメイン | – | |
独自ドメイン | 年額1,000円 | 年額1,000円 |
合計金額 | 年額61,000円 | 年額13,000円 |
(※表記している価格は、全て税別価格です。)
上記の場合だと、移行前に年額6万1,000円(税別)かかっていたコストが、移行後には年額1万3,000円(税別)と年額4万8,000円もコストダウンします。
最適サイズのサーバーに移行することで利用者の快適性アップ&SEOに良い効果発生
お手持ちのホームページのデータ群が格納されているサーバーの大きさや性能を、サーバー移行によって「最適化」することで、利用者の快適性がアップしたり、SEOに良い効果を得たりすることができます。
無駄に広い場所を借りているのであれば、適正サイズに調整することでコストダウンを図ることもできますし、逆に手狭な場所になってしまっている場合は、快適サイズに調整することで逸失利益を減らすことにつながります。
一言で「最適」と言っても、状況は人それぞれです。
状況に応じたメリットのあるサーバー移行をご提案しますので、まずはご相談ください。
サーバー移行のデメリット
サーバー移行するデメリットは、下記の点が挙げられます。
従来の環境が変化する
サーバーを移行する際のデメリットとしては「従来の環境が変化する」ということが第一に挙げられます。
慣れているものが変わるということは、多くの人がデメリットに感じることです。
しかし、現在の慣れた環境から新しい環境に変わることで、最初は不慣れが原因でデメリット要素を感じることもありますが、新しい環境に慣れてしまえばそれもなくなります。
総じて、「WordPress導入に伴うサーバー移行」はメリットのほうが勝ります。
ただし、下記の項目でご紹介するような「SEOの観点から決定的なデメリットとなる部分」もありますので、注意が必要です。
今使っている年季の入った独自ドメインを、新規ドメインに変更した場合にSEO評価が下がる
もし、サーバー移転で年季の入った独自ドメインを失うという場合は、サーバー移転自体の中止を含めた検討が必要です。
長年使用してきた、年輪の積み重ねがある独自ドメインを失うデメリットは計り知れません。
そういった場合は、年季の入った独自ドメインのサイトはそのままにしておき、まったく新規ドメインでWordPressを利用した新環境を構築することを検討しましょう。
というのは、サーバー移転に際して、ドメイン(URL)を年季の入った独自ドメインから新規ドメインに変更した場合、移転前と比べて移転後のSEO評価が100%下がるからです。
もちろん、リダイレクト処理(=電話番号が変わった時に、転送をかけるようなサービス。以前のドメインに訪問したアクセス者を、新ドメインに転送する設定を行うことを「リダイレクト処理」と言います)を行うことでサイトへの訪問者を減らさないような工夫をすることはできます。
しかし、リダイレクト処理を行っても、古いドメインが持っていたSEO評価を新しいドメインに完全に引き継げるとは限りません。
「新しいドメインに変更する」ということは、その行為自体がかなりのデメリットやリスクを伴うものになってしまうのです。
そのため、年季の入った独自ドメインをそのまま使って、すべて同じURLでサーバー移行するのがベストと言えるでしょう。
DNSの浸透に時間がかかるため、メンテナンス時間が必要
サーバーの引っ越しをすると、旧サーバーから新サーバーへの移転に伴って「DNSの浸透時間」が発生します。
これは、簡潔に説明すると「サイトが閲覧できない時間が発生する」ということです。
商売でサイトを使っている場合、随時問い合わせが入るサイトに閲覧できない時間が発生することは大問題ですよね。
旧サーバーから新サーバー間で、同じ独自ドメインを使用する場合、新サーバーでの「DNS浸透」が途中の場合、
- 新サーバーの情報を見に行ったとき、見ることができなければ旧サーバーの情報を読みにいく
- 新サーバーの情報を見に行ったとき、見ることが可能であれば新サーバーの情報を読みにいく
という動き方になるので、アクセス者がサイトをまったく閲覧できないというケースは原則発生しません。
例外的な事態に備えて、弊社では、サーバー移行に伴って発生する「サイトを閲覧できない時間」について、
- 閲覧者数の少ない深夜に作業する
という方法も実行しています。
サイトを閲覧できない時間が発生した場合においても、ほとんどの場合は「1時間くらい」です。
深夜2時~深夜3時の1時間で作業する場合、「ただいまメンテナンス中です」とサイトに表示されていても問題が発生しないことが多いですが、例外的に1時間程度閲覧できないことも困るという場合は状態に合わせて、弊社では様々な対策を提案させていただきます。
例えば、社内のPCから閲覧できない時間を作ることなく、新サーバーのサイトにアクセスしたいなどの場合はちょっとした裏技もあります。
まずは、お気軽に弊社までお問い合わせください。
サーバー移行をご検討中の場合は、弊社にお任せください
今回は、サーバー移行に関して情報をご紹介しました。
サーバーを移行した際には、移行先の新しいサーバーの設定が必要になったりもします。
例えば、共用サーバーから専用サーバーに移行した場合、専用サーバーは自由度が高い反面、設備が整っていないため自分で全ての設定を行う必要があるのです。
ホームページの引っ越しにおいて、サーバー移行をご自身で行われる方もいらっしゃいますが、サーバー移行・サーバーインフラ構築作業は専門性が高いため、作業途中でミスをしてしまうとサイトが真っ白になってしまったり、取り返しがつかなくなってしまったりするケースも多いです。
弊社にご依頼いただいた場合には、バックアップを取ったり、テスト環境を作ったりと万全の体制でサーバー移行・サーバーインフラ構築を行っていきますので、安心してサーバー移行を実現していただけます。
サーバー移行に関してお困りのサイト運営者の方やご検討中の方などは、お気軽に弊社までお問い合わせくださいね。
今なら、無料相談・お見積りキャンペーンを実施しております。
弊社にお問い合わせいただく70%は、専門知識を持たれていない読者様からです。
わかりやすい言葉でご説明させていただくように心がけておりますので、お気軽にご相談くださいね。
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