目次
WordPressマルチサイトをサブドメインからサブディレクトリへ変更お願いします
今回ご紹介する事例のお問い合わせ内容は、下記の通りです。
お問合せ内容
WordPressのマルチサイト機能を使っていくつかのブログを運営しています。
同ジャンルのテーマを扱うなら、サブドメインで複数のサイトを運営するより、サブディレクトリでページをたくさん作り続けたほうが、ドメインが強くなり、ブログの評価を受けやすいと聞きました。
サブドメインをサブディレクトリに変更したいので、移行作業の代行をお願いします。
テレコム東京の対応
WordPressのマルチサイト機能の運用形式には、サブドメインタイプとサブディレクトリタイプがあります。
お客様は、マルチサイト機能を使い、サブドメインでいくつかのサイトを運営していました。
しかし、評価が分散してしまうサブドメインでサイトを運営するより、サブディレクトリでコンテンツを充実させたほうが、サイトの評価があがるのでは、と思われたようです。
ドメイン(ルートドメイン)を「https://example.com/」とした場合、サブドメインとサブディレクトリのURLの形式は以下のようになります。
https://example.com/●●●/→サブディレクトリ
サブドメインを利用するか、サブディレクトリを利用するかで、それぞれのサイトのSEO対策や管理方法が異なりますので、サイトの目的や内容によって使い分けて利用することになります。
サブドメインとは
サブドメインは、上記の「https://example.com/」をドメインとした場合、「https://●●●.example.com/」の●●●の部分をいいます。
サブドメインは、本体のドメインを目的別に分割して使うことができるため、ひとつのドメインで独立した複数のサイトを運営することができます。
独立したサイトを運営できるとはいえ、本体のドメインの評価が低くなった場合、サブドメインのほうもその影響を受ける可能性があります。
また、検索エンジンは各サブドメインを別々のサイトと認識することから、評価が分散してしまう特徴もあります。
サブドメインは、同一ドメイン内で異なるテーマを扱いたい場合に適しています。
サブディレクトリとは
サブディレクトリは、「https://example.com/●●●」の●●●の部分をいいます。
サブディレクトリは、本体のドメインの中に下層ページをつくっていくようなものなので、独立したサイトではありません。
ドメインの評価を引き継ぎながらページを作成することになりますので、サブディレクトリで作成したページは、ドメインの評価にもつながります。
検索エンジンは、サブディレクトリを本体のドメインと同じドメインと判断し評価することから、類似テーマを扱うなら、サブディレクトリで運用したほうが、評価の分散リスクが少なくて済みます。
つまり、サブドメインとサブディレクトリは、新たにドメインを取得しないで複数のサイトを運営することができる点は同じですが、運用形式が異なるのです。
同一ドメイン内で類似テーマを扱うページを作成する場合は、評価の分散を防ぎ、ドメインパワーを強くできるサブディレクトリで管理することをおすすめします。
以上の点を踏まえて、弊社では、下記のような対応をさせていただきました。
実際の対応
事前にお客様からお聞きした情報は以下の通りです。
- レンタルサーバーのログイン情報
- WordPressのログイン情報
- ドメイン情報
- FTPのログイン情報
続いて、以下の作業内容により、お客様のご要望を実現することができました。
- サイト内調査
- バックアップを取り、プラグインを無効化
- 「wp-config.php」の設定変更
- .htaccessの設定変更
(リダイレクト設定) - サイト情報を変更
(URLの書き換え) - データベースの更新、メディアライブラリの確認
- プラグインの有効化
- 動作確認
- お客様にご確認いただき、最終確認して作業完了
- 30日間の無料保証サポート
今回は、お客様のご要望により、WordPressのマルチサイトにおいて、サブドメインタイプだったものをサブディレクトリタイプに変更しました。
FTPにログインし「wp-config.php」ファイルのマルチサイトに関する設定をサブディレクトリに書き換えました。
設定変更後、サイトの設定を編集し、各ページのURLをサブドメインからサブディレクトリへ書き換えました。
SEO対策として、旧URLから新URLへ評価を引き継げるように、リダイレクト設定を行いました。
このケースの見積もり金額
今回ご紹介したケースの場合、弊社では3万円(税別)にて対応いたしました。
業者によって設定されている価格が異なり、同じ作業内容であっても高額な見積もりを出される場合もありますので、依頼先を検討する際には必ず他社見積りを取りましょう。
今回ご紹介したようなケース以外にもホームページのことでお困りの場合は、お気軽に弊社までお問い合わせください。
弊社にお問い合わせいただく70%は、専門知識を持たれていない読者様からです。
わかりやすい言葉でご説明させていただくように心がけておりますので、お気軽にご相談くださいね。
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