【レンタルサーバー徹底比較】さくらとエックスサーバーを比較します!機能面やサービス面の違い

レンタルサーバーのさくらとエックスサーバーを比較します

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ホームページを運営していく際には、数多くあるレンタルサーバー業者の中からどこの業者を選ぶか迷いがちですよね。

今回は、比較されることの多い人気レンタルサーバーサービスの、さくらインターネット株式会社が提供する「さくらのレンタルサーバ」と、エックスサーバー株式会社が提供する「エックスサーバー」を徹底比較していきます。

各社の特徴をはじめ、機能面やサービス面などの両社の違いなどもわかりやすくご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

本記事に記載している情報は、2020年4月上旬時点の情報です。
今後、料金や機能面などで変更が生じる可能性がありますので、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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【レンタルサーバー徹底比較】さくらとエックスサーバーの比較表

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まず始めに、さくらのレンタルサーバとエックスサーバーの特徴やスペックを、簡単に比較していきます。

各サーバーの特徴比較表

下記がさくらのレンタルサーバとエックスサーバーの簡単比較表になります。

  さくらのレンタルサーバ エックスサーバー
簡単さ ★★☆ ★★☆
性能 ★★☆ ★★★
価格 ★★★ ★★☆
メリット
  • 長い運営実績で安心
  • 無料でWordPressのテスト環境を簡単に作れる
  • 途中でプラン変更可能
  • 大量アクセスに強い
  • 処理速度が速い
デメリット
  • 途中でプラン変更不可
  • 大量アクセス時に不安定になる場合あり
  • 初期費用がさくらより高い
  • 料金プランが3種類と少なめ
運営会社 さくらインターネット株式会社 エックスサーバー株式会社
キャンペーン なし 独自ドメイン永年無料
(※2020年4月30日18:00まで)
公式サイト https://www.sakura.ne.jp/ https://www.xserver.ne.jp/

各サーバーのスペック比較表

今回は、例としてさくらのレンタルサーバの「スタンダードプラン」と、エックスサーバーの「X10プラン」のスペックを比較しています。

  さくらのレンタルサーバ
(スタンダード)
エックスサーバー
(X10)
月額料金 524円 990円
初期費用 1,048円 3,300円
無料お試し期間 14日間 10日間
ディスク容量 100GB 200GB
ディスク種類 HDD SSD
転送量 80GB/日 70GB/日
サポート メール・電話・チャット・対面サポート メール・電話・設定代行サービス(※1)
マルチドメイン上限 100個 無制限
MySQL上限 20個 50個
無料SSL
自動バックアップ 無料(設定必要) 無料(※2)
プラン変更 ×
FTP転送
FTPアカウント数 1 無制限
WordPress簡単インストール
Web改ざん通知 有料(月額990円~) 無料
脆弱性対策(WAF)
サーバー監視体制 24時間365日有人監視 24時間365日監視
データセンター立地 国内 国内

※表示価格は、全て税込みです。
(※1)設定代行サービスのみオプションサービスで有料になります。
(※2)バックアップデータ提供時には、サーバー領域データの場合、指定日のWeb・メールデータが11,000円(税込)、MySQLデータベースの場合、指定日の特定のデータベース1つが5,500円(税込)になります。

比較表を見てもよくわからない…という方向けに、下記の項目を次の段落で詳しく解説していきます。

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【レンタルサーバー さくらとエックスサーバー比較】料金面の違い

貯金箱

  さくら
スタンダード
エックスサーバー
スタンダード
[参考]さくら
プレミアム
初期費用 1,048円 3,300円 1,048円
月額料金 524円 990円 1,571円
ディスク容量 100GB 200GB 200GB
1年目合計費用 6,286円
(初期費用1,048円+年間一括5,238円)
16,500円
(初期費用3,300円+初回契約時お支払い料金12ヶ月13,200円)
16,762円
(初期費用1,048円+年間一括15,714円)
2年目以降合計費用 5,238円
(年間一括)
13,200円
(契約更新時お支払い料金12ヶ月)
15,714円
(年間一括)

※表示価格は、全て税込みです。

さくらとエックスサーバーを料金面で比較すると、初期費用はさくらの方が2,252円(=3,300円-1,048円)安いですが、同じディスク容量で比較すると、さくらのプレミアムプランが月額581‬円(=1,571円-990円)エックスサーバーのX10よりも高くなります

さくらは全部で5つの料金プランがあり、月額131円(税込)のライトプランや上記でご紹介している月額524円(税込)のスタンダードプランがありますが、エックスサーバーは全部で3つの料金プランしかなく、一番安いプランのX10でも月額990円(税込)と、安さだけで考えるとさくらの方が安価で運用することができます。

ただ、さくらでは契約後のプラン変更ができないため、契約前に慎重にプランを選ばなければなりません。(※この点に関しては、後ほど詳しく解説いたします。)

さくらのレンタルサーバの場合(ライトプラン以外)、月額料金の支払い方法に「年間一括」という支払い方法があり、これを選択すると約2ヶ月分の料金がお得になります。

さくらのレンタルサーバ「スタンダードプラン」

月払いの場合
524円/月(年間6,288円)

年間一括の場合
5,238円/年(1ヶ月あたり約436円)

※表示価格は、全て税込みです。

さくらのスタンダードプランで年間一括払いを選択した場合、月払いを選択するよりも年間で1,050円(=6,288円-5,238円)も安くなります。

それに対してエックスサーバーでは、初回契約時お支払い料金が「3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月」から選択した任意の契約期間の合計金額の一括前払いとなっています。

エックスサーバーの契約更新時お支払い料金については、「手動更新」「カード自動更新」の2パターンがあり、いずれも「1ヶ月(カード自動更新のみ)・3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月」から任意の契約期間を選択できる仕組みとなっていて、1ヶ月~6ヶ月の契約期間を選択する場合、「手動更新」を選択するよりも「カード自動更新」を選択した方が1ヶ月あたりの料金は安くなります。

エックスサーバー「X10プラン」カード自動更新設定によるお支払い料金

契約期間 合計
1ヶ月 1,100円
(1,100×1ヶ月)
3ヶ月 3,300円
(1,100円×3ヶ月)
6ヶ月 6,600円
(1,100円×6ヶ月)
12ヶ月 13,200円
(1,100円×12ヶ月)
24ヶ月 25,080円
(1,045円×24ヶ月)
36ヶ月 35,640円
(990円×35ヶ月)

※表示価格は、全て税込みです。

【レンタルサーバー さくらとエックスサーバー比較】ディスク容量・ディスク種類の違い

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  さくら
スタンダード
エックスサーバー
スタンダード
[参考]さくら
プレミアム
月額料金 524円 990円 1,571円
ディスク容量 100GB 200GB 200GB
ディスク種類 HDD(※3) SSD HDD(※3)

※表示価格は、全て税込みです。
(※3)データベースサーバーはSSD対応しています。

さくらとエックスサーバーをサーバースペック面で比較すると、エックスサーバーX10プランのディスク容量が、さくらのプレミアムプランに匹敵していて、同じ200GBの容量であるにも関わらず費用はエックスサーバーの方が月額581円(=1,571円-990円)安いです。

続いて、ディスク種類において両社を比較すると、さくらのレンタルサーバはマネージドサーバ以外の全プランでHDDであり、エックスサーバーは全プランでSSDとなっているため、エックスサーバーの方がさくらに比べて優位と言えます。

ただし、さくらのレンタルサーバにおいても全データベースサーバーではSSD対応しているため、一部高速化を実現しています。

ちなみにHDDとは、Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の頭文字をとった略称で、磁気記憶方式によってデータを読み書きする記憶装置のことです。

SSDとは、Solid State Drive(ソリッドステートドライブ)の頭文字をとった略称で、メモリーチップを内蔵した記憶装置のことです。

SSDはHDDと異なりメモリーチップを用いてデータの読み書きを行うため、処理速度が速く衝撃にも強いという特徴があります。

【レンタルサーバー さくらとエックスサーバー比較】サポート面の違い

サポート

  さくらのレンタルサーバ
(全プラン)
エックスサーバー
(全プラン)
サポート メール・電話・チャット・対面サポート メール・電話・設定代行サービス(※4)

(※4)設定代行サービスのみオプションサービスですので、有料となっています。

さくらとエックスサーバーのサポート体制を比較すると、さくらは「メール・電話・チャット・対面サポート」が受けられるのに対して、エックスサーバーは「メール・電話・設定代行サービス」となっています。

さくらのレンタルサーバの「対面サポート」では、レンタルサーバの運用や利用上での問題ついて気軽に相談できるイベントが開催されていますが、開催日以外の対面サポートは行われていないので注意しましょう。

エックスサーバーの「設定代行サービス」は、エックスサーバーのエンジニアスタッフによるオプションサービスとして提供されています。

レンタルサーバーが初めての方やサーバー移行したい方が安心して利用できるサービスではありますが、有料である点に注意が必要です。

ちなみに弊社でも設定代行サービスを提供していて、お客様に最適なサーバーやプランの選定からサーバー設定完了まで丸ごとお任せいただくこともできますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。

【レンタルサーバー さくらとエックスサーバー比較】マルチドメインやMySQLの上限数の違い

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  さくらのレンタルサーバ
(スタンダード)
エックスサーバー
(X10)
マルチドメイン上限 100個 無制限
MySQL上限 20個 50個

さくらとエックスサーバーのマルチドメイン上限やMySQL上限を比較すると、さくらのスタンダードプランだと100個という制限がありますが、エックスサーバーの場合はX10に限らず全プランで無制限となっています。

とはいえ、1つのレンタルサーバーに100個以上のマルチドメインを設定することは、一般的にあまり起こらないことなので、そこまで気にしなくてもよさそうです。

MySQLの上限数については、さくらのスタンダードプランで20個、エックスサーバーのX10プランで50個とエックスサーバーの方がさくらより30個多いです。

MySQLは性能の良いデータベースの一つで、基本的にWordPress(ワードプレス)を利用して1サイト作ろうとするとMySQLも1個必要になります。

つまり、さくらのスタンダードだと20サイト分、エックスサーバーのX10だと50サイト分に対応できるということです。

しかし、マルチドメインと同様に、一般的にWordPressを20個~50個インストールして20サイト~50サイトを運用していくケースは、そんなに多くないためそこまで気にしなくてもよさそうです。

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【レンタルサーバー さくらとエックスサーバー比較】自動バックアップ機能の違い

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自動バックアップ機能の違い

  さくらのレンタルサーバ
(ライトプラン以外の全プラン)
エックスサーバー
(全プラン)
自動バックアップ 無料(設定必要) 無料(データ提供時には別途費用)

さくらとエックスサーバーの自動バックアップ機能を比較すると、さくらは下位プランのライトプラン以外の全プランにおいて、無料で自動バックアップができる(※設定は必要です)のに対して、エックスサーバーは全プランにおいて、無料で自動バックアップすることができます。

ただし、エックスサーバーではバックアップデータ提供時には、サーバー領域データの場合、指定日のWeb・メールデータが11,000円(税込)、MySQLデータベースの場合、指定日の特定のデータベース1つが5,500円(税込)と別途費用がかかります。

さくらのレンタルサーバでは、バックアップ機能の他にもテスト環境を構築できる「ステージング機能」や、テスト環境からそのまま本番公開できる「リリース機能」がスタンダードプラン以上において無料で利用することができるので便利です。

ただし、お試し期間中は「バックアップ&ステージング機能」を利用することができないので注意しましょう。

詳しくは、公式サイトをご確認くださいね。

■さくらのレンタルサーバ
バックアップ&ステージング
■エックスサーバー
自動バックアップ機能

【レンタルサーバー さくらとエックスサーバー比較】プラン変更のしやすさの違い

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  さくらのレンタルサーバ エックスサーバー
プラン変更 ×

プラン変更のしやすさで両社を比較すると、さくらのレンタルサーバでは、全プランにおいて一度契約すると途中でプラン変更ができません

それに比べてエックスサーバーでは、全プランにおいて上位プランや下位プランに途中でプラン変更することができるので、自由度が高いです。

さくらでプラン変更ができない理由として、さくらはプランごとに収容しているサーバーが異なるため、現在プラン変更に対応できていないようです。

そのため、途中でプラン変更したい場合には、別プランを新規で申し込み、データなどを移行しなければいけません

別プランを新規契約した際には、再度、初期費用も発生しますので、その点にも注意が必要です。

その点、エックスサーバーでは、途中で上位プランにも下位プランにもプラン変更ができるので、さくらのように別プランを新規契約したり、面倒な移行作業を行ったりする必要がありません。

ただし、エックスサーバーで上位プランに変更したい場合には、プラン変更希望月の前月1日~20日までに、下位プランに変更したい場合には、利用期限月の1日~20日まで「プラン変更申請フォーム」から申請を行う必要があります。

「プラン変更申請フォーム」から申請を行うと、翌月1日から希望するプランへ変更となります。

詳しくは、公式サイトをご確認ください。

■さくらのレンタルサーバ
サービスプランを変更する
■エックスサーバー
プランの変更

【レンタルサーバー さくらとエックスサーバー比較】FTPアカウント数の違い

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  さくらのレンタルサーバ
(スタンダード)
エックスサーバー
(X10)
FTPアカウント数 1 無制限

さくらとエックスサーバーのFTPアカウント数を比較すると、無制限でサブFTPアカウントを追加できるエックスサーバーの方が便利と言えます。

複数のFTPアカウントを持てるエックスサーバーでは、サーバー内に該当ディレクトリのみアクセスできるFTPアカウントを作成して、自分以外の人に作業してもらうというような利用方法も可能です。

エックスサーバーでのサブFTPアカウントの追加方法については、公式からマニュアルが公開されているので、こちらのページを参照しながら簡単に設定することができます。

参照:サブFTPアカウントの追加

【レンタルサーバー さくらとエックスサーバー比較】キャンペーンの違い

エックスサーバー
参照:ドメインプレゼントキャンペーン【エックスサーバー】

  さくらのレンタルサーバ エックスサーバー
キャンペーン なし 独自ドメイン永年無料
(※2020年4月30日18:00まで)

さくらとエックスサーバーをキャンペーン開催の有無で比較すると、さくらは現在キャンペーンを開催していませんが、エックスサーバーは独自ドメインが永年無料になるキャンペーンを実施中です。(※2020年4月30日18:00まで)

エックスサーバーのようなお得なキャンペーンをさくらでは実施していないので、キャンペーン面ではエックスサーバーの方がお得と言えます。

エックスサーバーにおいて期間限定で開催されている「独自ドメイン永年無料キャンペーン」は、キャンペーン期間中に新規申込したサーバーアカウントが対象で、下記内容の独自ドメインを1個プレゼントしてもらえるというものです。

取得できる独自ドメインの種類
.com
.net
.org
.biz
.info
.xyz
.link
.click

.comや.netといった人気ドメインも選択できるので、かなりお得と言えますね。

キャンペーン期間中に契約したサーバーを利用している間は、進呈されたドメインの更新費が無料となります。

また、他社からのドメイン移管の場合においてもキャンペーンが適用されるので安心です。

キャンペーン利用の流れについては、公式サイトをご確認ください。

参照:ドメインプレゼントキャンペーン!<2019年12月13日(金) ~ 2020年4月30日(木)まで>

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メール

今回は、大手レンタルサーバーサービスの「さくらインターネット」と「エックスサーバー」についてサービス面や機能面などについて比較しましたが、弊社ではお客様のご利用環境に最も適したサーバーやプランをご提案しています。

サーバーやプランの選定などでお悩みの場合には、お気軽に弊社にお問い合わせください

弊社にお問い合わせいただく70%は、専門知識を持たれていない読者様からです。

わかりやすい言葉でご説明させていただくように心がけておりますので、お気軽にご相談くださいね。

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