WordPress(ワードプレス)でホームページを始めたら、プラグインを有効活用していくことで、より一層サイト運営を効率化できたり、利便性を高められたりできます。
とはいえ、WordPressのプラグインは無数にあり、一体どのプラグインをインストールして使っていけばいいのかわからない…迷ってしまう…という方も多いです。
そこで今回は初心者の方に向けて、導入しておいて損はないWordPressのおすすめ無料プラグインを厳選して10個ご紹介していきます。
自動バックアップ機能があるプラグインや、SEO対策ができるプラグインなどさまざまなものがありますよ。
プラグインを選ぶコツや注意点などもあわせてご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
- 1 WordPressのプラグインを選ぶ際の注意点・選ぶコツ
- 2 WordPressプラグインのインストール方法
- 3 WordPressのプラグインおすすめ10選【2020年版】
- 3.1 1.目次を自動生成【Table of Contents Plus】
- 3.2 2.スパムコメント対策【Akismet Anti-Spam】
- 3.3 3.お問い合わせフォーム作成【Contact Form 7】
- 3.4 4.リンク切れチェック【Broken Link Checker】
- 3.5 5.よく使うタグやショートコードを簡単に挿入【AddQuicktag】
- 3.6 6.人気記事を表示【WordPress Popular Posts】
- 3.7 7.XMLサイトマップ作成【Google XML Sitemaps】
- 3.8 8.WordPressのSEO対策【All in one SEO Pack】
- 3.9 9.簡単301リダイレクト設定【Redirection】
- 3.10 10.自動バックアップ【BackWPup】
- 4 ホームページ運営でお悩みの場合は、弊社にご相談ください
WordPressのプラグインを選ぶ際の注意点・選ぶコツ
まず始めに、WordPressのプラグインとはWordPressの機能を拡張するためのツールで、プラグインを活用してWordPressを自由にカスタマイズすることができます。
WordPressのプラグインはホームページ上に便利な機能を簡単に実装できるツールですが、注意点として覚えておいていただきたいのが、プラグインをたくさん使えば使うほど良いというわけではないという点です。
複数のWordPressプラグインを使い過ぎることは、下記のような問題を引き起こすリスクを高めます。
- 適用しているWordPressテーマや他のプラグインとの相性によっては、サイトに不具合が発生する
- 更新されていない古いプラグインにセキュリティ面の脆弱性がある場合、ハッキングされやすくなる
- サイトの表示速度が遅くなり、ユーザーの直帰率が高まる(SEOにも影響し、検索順位も下がる)
このようなマイナスな影響をサイトに与えないためにも、利用するWordPressプラグインは必要最低限のものだけにしておき、不要になったものがこまめに削除しましょう。
利用するWordPressプラグインは、多くても10個~15個くらいにするのが無難です。
また、WordPressプラグインをインストールする前に、万が一不具合が発生した場合に備えて、バックアップを取っておくことをおすすめします。
(※後ほどご紹介するおすすめプラグインの中には、自動的にバックアップを取ってくれるものもあるので、それを活用するのも1つの手です。)
WordPressプラグインを選ぶコツ
実際にWordPressプラグインを選ぶ際には、下記のような点を目安に選んでみてください。
- 有効インストール数が多い、高評価のものを選ぶ
- 最終更新が最近のものを選ぶ
- 「使用中のWordPressバージョンと互換性あり」のものを選ぶ
- インターネット上で評判が悪いものは避ける
プラグインのインストール画面で上記のような点を確認することで、不具合を起こすものやセキュリティ面で脆弱性のあるものなどをインストールしてしまうリスクを減らせます。
インストール数が少なく、星マークの数で表示されている評価が低いプラグインは、何らかの不具合を起こす可能性が高いので避けましょう。
また、最終更新が最近ではなく何年も前などの場合は、定期的にバージョンが更新されていないプラグインも危険性が高いです。
プラグインによっては、使用中のWordPressバージョンと互換性がないものもあるので、「使用中のWordPressバージョンと互換性あり」と表示されるものを選ぶとトラブルが起きにくいでしょう。
不安を感じる場合は、そのプラグインの評価や口コミをインターネット上で検索し、評判が悪い場合はインストールしないほうがいいでしょう。
WordPressプラグインのインストール方法
WordPressプラグインをインストールする方法は、下記の通りです。
まずは、WordPress管理画面の左側メニューで「プラグイン」から「新規追加」をクリックします。
「プラグインを追加」の画面になったら、右側にある検索窓にインストールしたい「プラグイン名を入力」して検索しましょう。
インストールしたいプラグインが見つかったら、「今すぐインストール」をクリックしましょう。
インストールが完了すると「有効化」ボタンが表示されるので、「有効化」ボタンをクリックします。
すると、そのプラグインの機能が使えるようになります。
WordPressのプラグインおすすめ10選【2020年版】
ここからは、WordPressのおすすめプラグイン10選を1つずつご紹介していきます。
今回ご紹介するWordPressプラグインは、下記の通りです。
- 目次を自動生成【Table of Contents Plus】
- スパムコメント対策【Akismet Anti Spam】
- お問い合わせフォーム作成【Contact Form 7】
- リンク切れチェック【Broken Link Checker】
- よく使うタグやショートコードを簡単に挿入【AddQuicktag】
- 人気記事を表示【WordPress Popular Posts】
- XMLサイトマップ作成【Google XML Sitemaps】
- WordPressのSEO対策【All in one SEO Pack】
- 簡単301リダイレクト設定【Redirection】
- 自動バックアップ【BackWPup】
1.目次を自動生成【Table of Contents Plus】
Table of Contents Plusとは、目次を自動生成してくれる有名なプラグインです。
記事の冒頭部分に目次があると、記事内に何が書いてあるかを一目で確認することができますね。
Table of Contents Plusはページ内に設置してある見出し(h2タグやh3タグなど)を元に、自動で目次を生成してくれるので、特に文字数の多い記事やページなどで目次を表示させたい場合に使うと便利です。
生成される目次には、各見出しへのリンクもついていて、クリックすると該当項目にジャンプする仕組みになっています。
目次を簡単に実装することができる上に、目次の表示条件やデザインなどをWordPress管理画面の設定からカスタマイズできるので(※WordPress管理画面の設定→TOC+をクリック)、初心者の方から上級者の方まで多くの方に利用されています。
ただし、適用しているテーマによっては、目次生成機能が元からある場合もありますので、プラグインをダウンロードする前にご確認ください。
Table of Contents Plus
2.スパムコメント対策【Akismet Anti-Spam】
Akismet Anti-Spamとは、自動的にスパムコメント(=迷惑コメント)を判別して、スパムフォルダに振り分けてくれるプラグインです。
このプラグインは、WordPressをインストールするとデフォルトで入っているものです。
サイトにアクセスが集まってきたり、長くサイトを運営していたりすると、コメント欄にスパムコメントが増えてくるケースも多いです。
そのような場合に、毎回自分でスパムコメントを削除するのは非効率的で面倒ですよね。
そこでAkismet Anti-Spamを活用することで、スパムコメントをいちいち削除する手間を省くことができます。
Akismet Anti-Spamを有効化するには、無料アカウント登録をしてAPIキーというものを取得する必要があります。
WordPressでコメント欄を開放している場合には、活用を検討したいプラグインです。
Akismet Anti Spam
3.お問い合わせフォーム作成【Contact Form 7】
Contact Form 7とは、お問い合わせフォームを作成するプラグインです。
Contact Form 7を活用することによって、サイトへのお問い合わせフォームを作成できたり、問い合わせメールに対する自動返信メールを送信したりすることができます。
インストールするとWordPress管理画面のメニュー内に「お問い合わせ」という項目が追加されるので、そこから詳細設定を行うことができますよ。
初心者の方でも簡単に設定できるプラグインなので、ぜひ活用してみてくださいね。
Contact Form 7
4.リンク切れチェック【Broken Link Checker】
Broken Link Checkerとは、サイト内で起きているリンク切れを一括チェックしてくれるプラグインで、リンク切れが発生すると通知で教えてくれます。
リンク切れとは、何らかの理由でリンク先にアクセスできなくなっている状態のことを言います。
リンク切れがサイト内にあると、SEO面でもマイナスの影響があると言われているため、リンク切れのものは随時対処していくことをおすすめします。
とはいえ、1記事ずつリンク切れがないかを自分でチェックすることは大変すぎるため、このBroken Link Checkerのプラグインを利用してリンク切れをチェックしていくと良いでしょう。
内部リンクや外部リンクなどのリンク切れが発生すると、WordPress管理画面内で一覧表示されますよ。
メールアドレスを登録しておくと、リンク切れをメールでお知らせしてくれるので、すぐに対処することができて便利です。
Broken Link Checker
5.よく使うタグやショートコードを簡単に挿入【AddQuicktag】
AddQuicktagとは、よく使う装飾タグやショートコード、文章などを簡単に記事内に挿入することができるプラグインです。
記事の投稿画面で、いちいち手打ちでコードや文章を打たなくても、よく使うコードなどを登録しておけばワンクリックで記事内に挿入できて、作業の効率化につながります。
見出しタグや太字などの装飾タグをショートコードとして設定しておくと、記事作成にかかる時間を短縮することができますよ。
AddQuicktag
6.人気記事を表示【WordPress Popular Posts】
WordPress Popular Postsとは、サイト内で人気の記事を一覧でサイトのサイドバーなど任意の位置に表示させられるプラグインです。
ブログサイトなどではよく使われているプラグインで、アクセスしたユーザーがサイト内で興味のある他の記事にアクセスしやすくなるため、ページの回遊率を高めたり、直帰率を下げられたりしてSEO面にもメリットがあります。
WordPress Popular Postsは、自動的にアクセス数の多い記事を集計してくれて、人気記事の集計期間は下記の中から選択することができます。
- 今日
- 24時間
- 7日間
- 30日間
- カスタム
操作も簡単で、初心者の方でもすぐに導入することができるでしょう。
WordPress Popular Posts
7.XMLサイトマップ作成【Google XML Sitemaps】
Google XML Sitemapsとは、XMLサイトマップを自動的に作成&検索エンジンに通知してくれるプラグインです。
一般的に、ただ記事を書いて投稿していっただけでは、そのままだとなかなかアクセスを集めることが難しいです。
アクセスを増やすためには、Googleなどの検索エンジンに認識してもらい、検索結果に表示させることが重要です。
Google XML Sitemapsを利用することで、投稿ページや固定ページで記事を更新するたびに最新版のXMLサイトマップを自動作成し、検索エンジンに通知してくれるので、SEO対策に有効です。
Google XML Sitemapsは必ずインストールしておきたいプラグインですので、まだインストールしていない場合は導入しておきましょう。
Google XML Sitemaps
8.WordPressのSEO対策【All in one SEO Pack】
All in one SEO Packとは、SEO対策を簡単に行えるプラグインであり、WordPressでサイトやブログを運営し、集客していきたいのであれば必ずインストールしておきたいプラグインになります。
無料であるにも関わらず高機能なことが特徴で、SEO対策に重要なクローラーの巡回を促すような設定などを含めてさまざまな機能が含まれています。
初心者の方であれば、まずはインストールしたら、WordPress管理画面からAll in one SEOをクリックして、ホームページ設定欄のホームタイトルやホームのディスクリプション、キーワード設定などの基本的な設定を行いましょう。
前項でご紹介したGoogle XML Sitemaps同様、All in one SEO Packは必ずインストールしておきたいプラグインなので、まだインストールしていない場合は導入しておきましょう。
Google XML SitemapsとAll in one SEO Packを両方インストールした際に、万が一、警告メッセージが表示された場合には、下記の記事で解説している対処法を参考にしてみてください。
▼All In One SEO Pack更新でサイトマップと競合エラー発生時の対処法!プラグイン同士の衝突が原因
All in one SEO Packの公式サイトは、こちらからご確認いただけます。
All in one SEO Pack
9.簡単301リダイレクト設定【Redirection】
Redirectionとは、簡単にリダイレクト設定ができるプラグインです。
リダイレクトとは、指定したURLやWEBページのアクセスを、他に指定したURLやWEBページに自動的に転送する仕組みのことです。
多くのリダイレクト設定では301リダイレクトが使用されるため、Redirectionで転送ルールを設定すると、初期値として301リダイレクトが設定されていますが、301リダイレクト以外にも302・303・304・307・308リダイレクトが設定できます。
各リダイレクトの意味は、下記の通りです。
- 302リダイレクト(Found)
以前の評価を引き継がず、一時的な転送を行う - 303リダイレクト(303 See Other)
GETメソッド(※1)に変換される転送を行う - 304 Not Modified
これはリダイレクトではなく、未更新を意味する - 307リダイレクト(Temporary Redirect)
GETメソッドやPOSTメソッド(※2)を継続して使い、一時的な転送を行う - 308リダイレクト(Permanent Redirect)
GETメソッドやPOSTメソッドを継続して使い、恒久的な転送を行うが、多くのブラウザではまだ未対応
(※1,2)HTTP通信でWEBブラウザからWEBサーバーに送るリクエスト種類の一つ。
実際にRedirectionを使ってリダイレクト設定していくには、インストール後にセットアップが必要となります。
詳しいセットアップ方法やリダイレクト設定方法については、こちらの記事で解説しているので、ぜひご参照くださいね。
▼WordPress移行(引っ越し)時のリダイレクト設定方法!プラグインRedirectionの使い方
Redirectionの公式サイトは、こちらからご確認いただけます。
Redirection
10.自動バックアップ【BackWPup】
BackWPupとは、WordPressサイトを手動・自動でバックアップできるプラグインです。
万が一、サイトが何らかのトラブルで消えてしまった場合などに役立つプラグインで、バックアップがあれば簡単に元の状態に戻すことができます。
BackWPupでは、バックアップを取る頻度を指定して自動的にバックアップを取ったり、手動でバックアップを取ったりすることができます。
データベースやサーバー上のファイルのバックアップを取ることができるので、他にバックアップツールを入れていない場合などには、ぜひ活用してみてくださいね。
BackWPup
ホームページ運営でお悩みの場合は、弊社にご相談ください
今回は、初心者の方に向けてWordPressのおすすめプラグインについてお伝えしました。
ホームページを運営しているけど、「よくわからないことが多いから相談したい」「なかなか上手くいかなくて困っているから、作業を代行してほしい」などの場合には、弊社にお問い合わせください。
弊社にお問い合わせいただく70%は、専門知識を持たれていない読者様からです。
わかりやすい言葉でご説明させていただくように心がけておりますので、お気軽にご相談くださいね。
下記の画像をクリックしていただくと、無料診断フォームに遷移します。
関連記事